甘味好き御曹司とお見合い結婚!?
夜まで楽しく回ってショッピングストリートでは、お菓子からぬいぐるみまでたくさん買ってしまった。
実は可愛いものに目がない私は、すっかりぬいぐるみコーナーにくぎ付けになり、そんな私を見て高峰さんは言った。
「このクマの男の子と女の子、ネコのが気になってるんでしょう? 諦めずに全部入れちゃえばいいんだよ? それで、ありがとうって一言があれば俺かなり喜んで買っちゃうからさ」
そんな事を甘やかな笑顔で言われてしまって、タジタジになる私を笑って見ている高峰さん。
彼のそんな優しさと余裕に、またたまにしか来れない事を考えて彼の言葉に甘えてしまった私。
「ありがとうございます! ずっと気になってて、嬉しいです」
きっとかなりの満面の笑みで間違いなかったと思う。
私の言葉に、高峰さんは少し頬と耳を赤らめて言った。
「あぁ……、夏乃ちゃん可愛すぎる。ちょっと反則的なくらい可愛いんだけど、俺は理性を試されてるのかな?」
その言葉に首を傾げると、高峰さんは甘い笑みで言った。