浮気男のシンデレラ
いやいやマジで勘弁、
意中の彼女見つけたんだよ。
無理だ無理だ無理だー

「直大、直大、な・・・お・・・と、
又やられたのか?
直大が仕組んだのかー💥💢💥」

直大は仰け反り返って大笑い。
オバチャンをおれに仕向け
たのか?

ワザとオバチャンを混ぜたのか。

「何言ってる。
ジャンケンを拒否したのはお前、
文句言うならジャンケンに入っとけ‼」


にわかに外野がさわがしくなった。

「アア〜ン慶一道・お、ま、た、せ。

直大はどこぉ〜直大
居たわよ〜キャアキャア
4、5人のおっさんが着物を着てやって
来た。


「あんた、《《どけっ‼ブス》》直大〜
こおーんな、チチに騙されちゃダメ
飲みにいきましょうよお」
ブボボ~~モワッ
直大に張り付いていたジャガイモを
屁で押しのけ拘束。
( •́ฅ•̀ )クッサ「お前達誰?」
モワップーン

直大は体格のいいオカマに両腕を
つかまれ、屁まみれになり( •́ฅ•̀ )クッサ
ぶら下がったまま、連れて
行かれそうになった。🆘


慶一道は、おかしくて可笑しくて
∵ゞブハッ!!吹いてしまった。
直大は隙を見て逃げ出した。

チッ‼昔から逃げ足の早い野郎だった。

しかし、もう一人危ないヤツがいた。


「﹏ウワッ佳代‼」
この騒ぎで鷹斗は佳代をみつけた。
兎のオブジェが映るガラス張りの1枚硝子に、反射して佳代が写っていた。


鷹斗は咄嗟に財布から5万出してオカマに頼んだ。

「俺も連れてつて‼」
と耳打ちした。

「あ〜あ‼逃げられたか‼
あれで良かったか?慶一道‼
ん?
そいつ誰?」
おかま役1の、何でも屋が問いかける。

「な〜んかヤバイらしいの‼
ほらあ、あの子よぉ〜
睨んでるうわぁ〜連れてくわよ。」

おかま役の何でも屋2が
ピラピラと万札を振りそう言って、

「お邪魔さまぁ〜」
残りの合コンメンバーに挨拶をする。


しかし残りの何人かはカフェにいた。


「よしよしよーしカラオケに
行くぞー‼」

「おーおーおー」

蒼太がタクシーを呼び、ポンポンポン
ポン、一台、二台、三台と押し込んだ

オカマに化けた、何でも屋は急に
オッサンに戻りドカドカとガニ股で
歩きながら鷹斗に聞いた。


「お前浮気か?」

「いえ、その、出来心と言うか?」

「もう、土日はマークされてるぞ
大人しく帰れ、嫁一筋もいいもんだぞ」

「はあ・・・ですかね。」

何でも屋は鷹斗にそう言うと
ドカドカとガニ股で帰っていった。
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