浮気男のシンデレラ
マンションに着くと二人でキッチン
へと進む。
材料を冷蔵庫にしまって片付ける。

二人でお茶してまった〜りと過ごす。

陽和は疲れたのかソファでウトウト
10月に入ったばかりとゆうのに
まだまだ暑い。

クーラを掛けて陽和に薄手の毛布を
掛けると、ポケットで、携帯のバイブが震えた。

《《ハッ‼》》とした俺は
トイレへと駆け込む。表画面には
武蔵野蒼太の文字。

OH━━━━━━蒼太かよ。

やっと、信用取り戻せそうなのに
コイツらとつるめば、又陽和とは
疎遠になる。
(╥﹏╥)ブルブル
身震いがする。
寒気?鳥肌!コレは危険な誘いか?

放置、放置‼


然し気にもなる。

〃何の用だ?陽和と愛を育ててるのにっ‼邪魔すんなよ〃。

陽和の機嫌が悪くなったらどーすんだ
よっ‼


トイレから出ると陽和はまだ寝て
いた。あどけない寝顔は癒しを与えてくれる。

俺もつられて眠ってしまった。



∑۳°□°しまった。
目が覚めるとテーブルに置きっぱなしのスマホからレインボーな光が
ピカピカ、ピカピカ、ピカピカ


「さっきから、何回も着信きてるよ。
かけ直したら?」

いっから起きていたのかわからない
陽和が、携帯をチラ、慶一道に目を

ピタリ‼

じ━━━━━っと見て目を離さない。

ヒイイイイ
「かけ直しなよ。」

「エッ‼あっⓞДⓞ)エッ!?いやいやいや
いいよ。」

ヴヴヴ ヴヴヴ ヴヴヴヴ ヴヴヴ ヴヴ

「ほらほらほら!大事な話なら
困るんじゃない?」

ポチッ‼
陽和が指でスライドした。
ついでにスピーカーもON


「うわっ、うわぁ陽和ぃー」
仕方なく会話する。

「もしも﹏し、な、何か用?」
《《おー、やっと出たか〜‼》》

「昼寝してたんだよーチラッ」
陽和もチラッ

《《おーそかそか‼》》
陽和はテーブルに顎を乗せて
じ━━━━━━━っ‼と俺を見て‼


「私帰ろっか?、話しにくい?」

「•́ε•̀;ก ヌハハハハ・∵ブハッ、;'.・ ゲホゴホ
大丈夫、大丈夫、な、何言って
んの?
ハハハハハ。」

《《この間、同窓会のハガキ出し
たろう、何無視してんだよ。》》

「アアア!チラッあれねー忘れてたチラッ」

《《はあああ💢何言ってんだ》》


「は‼たかが同窓会だろ?
いっだっけ?か?」

《《《12月21日土曜日PM16:00》》》
パーアニーHOTEL

「欠席‼」
ハッキリ陽和の耳に届くようにもう一回

「欠席‼」キッパリ


「お前馬鹿か!友樹の新しい、
HOTELだぞ、オープン祝いをかねて
やるんだ、お前だけ来なくてどー
する💢 」

「え‼あ‼そっか・・・えーと。」チラッ

陽和を見ると不機嫌な様子、
携帯を胸に当て陽和には伺いをたてる。


「行っていいかな?
幼馴染のホテルのオープンなんだ
これ一回だからさ
頼むよ、陽和。」

「いいんじゃない?
ってか私に聞かなくても
私の了解いる?

別に付き合ってる訳じゃないし
お試しだし。」

蒼太と知っただけで不機嫌になる


「どーせいっもの流れでしょ。
女の子呼ばない分け無いじゃない。
又女の子とトイレ連れ込んで
ベロチュッチュッの流れだよ。

行って楽しんでくればー✧"✧」


「ウッ行ったら終わりだろ!
俺とは、お終いか?」


「さあ‼3ヶ月の約束だし。
約束は守ってよね。

二度と私に近づかない‼」

「ハアー信用ないんだな。
そんなに信じられない?」


「1回目ラブホ外で倒れてた時点で
ラブホ行くつもりだったけど
酔っ払い過ぎて気分悪くなったん
て救急車🚑のお世話になって

二回目もラブホ前で貴方の
イチャイチャ
三回目トイレでベロチュッそのまま
楽しむつもりだったんでしょ。」
∑(O_O;)
しかし、その時とは違う
俺はスマホを胸に抑えて陽和に
頼んだ。


「今度はそんな事しないよ。
陽和がいるんだからさ!
じゃあ陽和も来ないか?
なら安心だろ。な‼」


「ど、う、そ、う、会
だよ。なんで来たんだってなるわよ。 私達の経緯は、貴方の友人は
知ってるよ、束縛してるみたいに
思われるのヤダ
それに他所の同窓会に行くって聞い
た事 無い。」



慶一道は携帯を握り部屋を出て行った。

「もしもし、蒼太お祝いは包むよ。
うん、うん、悪い。」

電話を切ったあと、慶一道は
スッカリ元気が無くなった。

陽和が悪いのは分かっている。
然しあの悪友の勢揃いした所に慶一道を放流するのは又元の慶一道に戻りそうで陽和も怖かった。

晩御飯も昼間の食いっぷりは
どこへやら。

「美味しく無い?」

「いやぁ美味いよ」
と言いながらビールばかり飲んでいる。

「なんか慶一道元気ないね。
ゲームする?」

「いや、いいよ。」
「じゃあDVD見る?」

「いや、大丈夫。
気使わないで、陽和のしたい
事しょう。」


「行きたい?
同窓会?」

「なんで?俺が行くの嫌でしょ。
せっかく仲良くなれそうなのに
陽和の信頼裏切りたく無いじゃん、

お祝いは沢山つつむよ。
だから心配しなくていいよ。」

「いいの?」
「勿論!」



月曜日昼休みに、フードコートで
佳代さんと、うどんを食べながら
聞いた。

「鷹斗さん、同窓会いくんですか?
その前にホテルオープンの
セレモニーが、あるみたい
ですけど、」

あの日以来本当に別居を決めた
佳代さんは、離婚を決心していた。

「行かない訳ないワ
行くでしょ勿論。
うちらはもう離婚だからどーでも
いいのよ。」


「ああ、そうですよね。」
陽和はボンヤリと答える
そんな様子を見て佳代さんは
頷きながら

「あ、そっか、そうだったね。
ぜ〜ったい行かせないがいいよ。

アイツら全員モテたらしくて
い━━━っぱい女居るのよ。
彼女作らなかったらしいけど親衛隊
フアンクラブ、色々あった
らしいもんね。

あんな中に戻したら分かるでしょう。」

佳代さんは絶対慶一道が元のヤリ男に戻る自信があると言いきった。

だから辞めておけと言いたそう
だった。

陽和は元気なく
「ですよね〜でも彼
彼妙に元気なくて
ちょっと可哀想なんですよ。」

そう言うと佳代さんは


「ばっか〜ね、陽和

可哀想と思って放流してごらんよ。
今度は陽和が可哀想になるんだからね。」

佳代さんはうどんの鉢をバチバチ
叩きながら言った

「 甘い顔はダメよ‼
わかっている?。」


ですよね〜‼
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