浮気男のシンデレラ
カーチャンはヤンキー?
陽和の母親恋子は、ソファに寄り
掛かって、悩んでいるように見えた。
夫凛太郎が
ピピと、ララを、小脇に抱え
恋子に渡す。
「コーヒ、野菜ジュース?
フルーツジュース何飲む?」
「ん〜珈琲うーんと濃いヤツ。」
「ハイハイ」
今日は凛太郎は代休だ、日曜、祭日
デパートは基本出勤だ、だから
たまに定時で帰った恋子とは、
久しぶりの時間。
凛太郎は恋子に珈琲を手渡すと
「何、悩んでるの?」
と聞いて来た。
「副社長がね。合コンはヤメだって
だからたまには早く帰っていいよ。
って言うのよ。
変と思わない?
好きな子デキたのかしらね。」
「やっと落ち着いたんじゃ無いかな?
27と言えばもういい年齢だよ、
真面目に彼女見つけたんじゃ
ないか?」
「遊ぶ女は沢山いたのよ。
本気になれる子がいるのかしら?
どんなお嬢さんかしらね、
心配だわ。」
「まあまあまあ、結婚考えている
なら 紹介するだろう。
姑根性出して嫌われるなよ。
ハアッハハハハハ」
「んーっもうっ」
「普通に純粋に副社長を好きなら
いいの。でも資産目当てなら困るの
よ。食い潰されると、社員も何万
ているし、社員の生活もあるし。
何より今までの私の努力は、なんだったのって話よ。
あー、萎えるわ。」
「考えすぎだろ。」
「ただいま〜はぁ〜疲れた
仕事よりスーパの4時の市半端ない
主婦がいっぱいで、ちびちゃん達が
卵抱えてウロウロしてるし、
はァつかれたよ。」
陽和が首をコキコキしながら入って
来た。
「お帰り陽和、今日早いわねー
あなたは彼氏まだ居ないの?」
エコバッグからデカイ早生キャベツを取りだしシンクに置きながらキッパリ
答える。」
「居ない。病院関係者連れて来る
とか 期待しないでよ。
理事長先生の秘書だから
で、あ、い、は無いから
先生の知り合い全員おじいちゃん」
「ああ、そうだったわねー。
穂花ちゃんと遊んでるくらいだから
でも、穂花ちゃんは一回嫁に行って
るけどあなたは・・・はぁ〜
彼氏の1人も居ないのよね〜
寂しいわ〜‼」
「んーっもうっ‼
晩御飯ママが、作りたいの?
今日お好み焼きだから作る?
私彼氏探しに行きますから💢」
「うわぁーゴメン、
パパと散歩行って来るからー」
パパパパパと準備してサササー
とピピとララを連れて素早く
出ていった二人、チームワークと言うか
気が合うとゆうか・・・ヤレヤレ。
日和はキャベツをバリッバリッと
剥きながら、
「チッ、どっちが母親なのよ〜」
とブチブチ。
見るわけでも無いがテレビをつける。
《《秋の装い、オーキッド化粧品》》
赤い口紅のドアップ、テレビから
ママの会社のCMが流れる
暑さは、少しづつ収まりながら
秋の気配が朝、夕には流れ始めた。
「もうスッカリ秋ね。」
恋子はピピとララを引っ張りながら
呟く。
「いや、まだまだ暑いよ。
今年は残暑残りすぎ。」
「ねえ、この公園思い出すわね。
私も元気良かったわ。」
「あぁ、あれは凄かったな‼
この公園だったか?」
まだ紅葉の進まない公園は市の
役人が芝やクローバを、刈り取った
ばかりのようで若草の匂いが辺り
一面に、漂っていた。
「野生に戻りそう。
この香りを嗅ぐと走りたくなる。」
ハハハハハ
「恋子は男相手に喧嘩してたもん
なー美代ちゃんとセーラ服きてて
おっかなかったよな‼」
「あれは引ったくりにあった人を
助けてたの!
真面目君2人に助けられるとは
思わなかったよ。」
「そうそう武蔵野と俺な‼
有段者は喧嘩したらいけないん
だよ。
俺は止めただけだよ。
でも直ぐ逃げられたしな。」
「御礼を言いに、貴方の進学校へ
行ったら警備のおじさんに怒られた
わ。」
「君達、何か用事かい?」
校門の塀の向こうから警備の
おじさんが、睨んできた。
「おじさんに要はねーんだよ」
「そ、そ、引っ込め‼」
美代が煽るように叫ぶ‼
「君達、楢木高校だね。学校に連絡
するよ。」
「えー、じゃああの子達も?
じゃないと不公平じゃーん。」
恋子が警備に食ってかかる。
そう凛太郎と航平は真面目キャラ
メガネを掛けて右手には参考書
背か高く、そのイケメンぶりは
有名でいっも女の子が出待ち状態
だった。
2人はいっも一緒で仲良かった。
その後を女の子がくっ付いて
キャーキャーキャー
その現実を知った2人はあの軍団
と思われるのは、しゃくだった。
なので強行手段をとることにした。
「ちょっとやり過ぎじゃね?美代」
恋子が美代の筋書きに抵抗を示す。
「馬鹿だね恋子、これぐらいやらないとあんなガキ集団と一緒に思われたくねーん だよ。」
「プライドあんだろ!あんな乳臭い
のと同じって、やだね。」
「えー、ありがとうで良くね?」
恋子はどうしても会ってお礼が言い
たいらしかった。
そんな話しをしながら、恋子が振り
向いた途端自転車が暗闇から
出て来て、前に歩いていた女の人に
ぶつかりバックをはぎ取ろうとしていた。
《《待てー何してんだー》》
恋子が咄嗟に飛び出した。
自転車男はバックを持ち走った
《《みよー、おばさんお願ーい》》
恋子は後を追って走り出した。
美代は女の人に声を掛けた。
「大丈夫ですか?」
すると後ろから声がした。
「あれつ!どうしたの?」
通りすがりの凛太郎と航大が声を
かけてきた。
ここを、2人が通るのを知って待ち伏せしていた美代だったが
こんな事になれば勝手が違う。
「この人お願い、恋子が犯人
追いかけてるの‼
助けないと‼」
飛び出そうとした美代を凛太郎が
止めて、
「どっち?」
と聞くと一目散に走り出した。
行き止まりまで走り着くと
恋子は首を絞められていた
凛太郎は犯人の襟首を掴んで
投げ倒した!
グビツと音がして犯人はその場に
倒れ気を失った。
航大が警察に電話していたから、
すぐ警察官がやって来た。
警察が来るまで気を失っていた犯人は
そのまま、警察に連れて行かれた。
ひったくり犯
御年寄を狙う常習犯
警察もパトロールを強化したばかり
だった。
「君たちに会うと、ろくなこと
ないな‼」
凛太郎は恋子を立たせながら
ニッコリと、笑った。
「ゲホゲホ、だって‼」
「元気がいいのはいいけど
危ないよ
刃物持っていたら
完璧殺されていたよ。」
( ⸝⸝⸝•_•⸝⸝⸝ )♡︎♡︎
ポッ
男に興味のなかった恋子の胸に
初めて好きとゆう感情がうまれたと、
同時に今になって怖い感情が起きて
来たのか
震えていた。
凛太郎は恋子の手をにぎり
「大丈夫、俺が助けたろう。」
と言いながら恋子の手を引いた。
心配して飛んで来た美代と航大は
「なーんだ、心配して損したー」
と呟いた。
航大も美代の堂々とした態度や性格
に引かれて行った。
こうして4人は付き合いだした。
就職試験の面接に行った日
恋子と会長代理はお互いの顔を見て
驚いた。
「あの時のおばさんなんだもん。」
縁と言うのはどこで繋がつているか分からない。
そんな遠い昔を思い出し
ピピとララを引っ張りながら
2人が知り合った道を懐かしみながら
歩いた。
忙しい日常のホッとするつかの間の、
2人の時間だった。
掛かって、悩んでいるように見えた。
夫凛太郎が
ピピと、ララを、小脇に抱え
恋子に渡す。
「コーヒ、野菜ジュース?
フルーツジュース何飲む?」
「ん〜珈琲うーんと濃いヤツ。」
「ハイハイ」
今日は凛太郎は代休だ、日曜、祭日
デパートは基本出勤だ、だから
たまに定時で帰った恋子とは、
久しぶりの時間。
凛太郎は恋子に珈琲を手渡すと
「何、悩んでるの?」
と聞いて来た。
「副社長がね。合コンはヤメだって
だからたまには早く帰っていいよ。
って言うのよ。
変と思わない?
好きな子デキたのかしらね。」
「やっと落ち着いたんじゃ無いかな?
27と言えばもういい年齢だよ、
真面目に彼女見つけたんじゃ
ないか?」
「遊ぶ女は沢山いたのよ。
本気になれる子がいるのかしら?
どんなお嬢さんかしらね、
心配だわ。」
「まあまあまあ、結婚考えている
なら 紹介するだろう。
姑根性出して嫌われるなよ。
ハアッハハハハハ」
「んーっもうっ」
「普通に純粋に副社長を好きなら
いいの。でも資産目当てなら困るの
よ。食い潰されると、社員も何万
ているし、社員の生活もあるし。
何より今までの私の努力は、なんだったのって話よ。
あー、萎えるわ。」
「考えすぎだろ。」
「ただいま〜はぁ〜疲れた
仕事よりスーパの4時の市半端ない
主婦がいっぱいで、ちびちゃん達が
卵抱えてウロウロしてるし、
はァつかれたよ。」
陽和が首をコキコキしながら入って
来た。
「お帰り陽和、今日早いわねー
あなたは彼氏まだ居ないの?」
エコバッグからデカイ早生キャベツを取りだしシンクに置きながらキッパリ
答える。」
「居ない。病院関係者連れて来る
とか 期待しないでよ。
理事長先生の秘書だから
で、あ、い、は無いから
先生の知り合い全員おじいちゃん」
「ああ、そうだったわねー。
穂花ちゃんと遊んでるくらいだから
でも、穂花ちゃんは一回嫁に行って
るけどあなたは・・・はぁ〜
彼氏の1人も居ないのよね〜
寂しいわ〜‼」
「んーっもうっ‼
晩御飯ママが、作りたいの?
今日お好み焼きだから作る?
私彼氏探しに行きますから💢」
「うわぁーゴメン、
パパと散歩行って来るからー」
パパパパパと準備してサササー
とピピとララを連れて素早く
出ていった二人、チームワークと言うか
気が合うとゆうか・・・ヤレヤレ。
日和はキャベツをバリッバリッと
剥きながら、
「チッ、どっちが母親なのよ〜」
とブチブチ。
見るわけでも無いがテレビをつける。
《《秋の装い、オーキッド化粧品》》
赤い口紅のドアップ、テレビから
ママの会社のCMが流れる
暑さは、少しづつ収まりながら
秋の気配が朝、夕には流れ始めた。
「もうスッカリ秋ね。」
恋子はピピとララを引っ張りながら
呟く。
「いや、まだまだ暑いよ。
今年は残暑残りすぎ。」
「ねえ、この公園思い出すわね。
私も元気良かったわ。」
「あぁ、あれは凄かったな‼
この公園だったか?」
まだ紅葉の進まない公園は市の
役人が芝やクローバを、刈り取った
ばかりのようで若草の匂いが辺り
一面に、漂っていた。
「野生に戻りそう。
この香りを嗅ぐと走りたくなる。」
ハハハハハ
「恋子は男相手に喧嘩してたもん
なー美代ちゃんとセーラ服きてて
おっかなかったよな‼」
「あれは引ったくりにあった人を
助けてたの!
真面目君2人に助けられるとは
思わなかったよ。」
「そうそう武蔵野と俺な‼
有段者は喧嘩したらいけないん
だよ。
俺は止めただけだよ。
でも直ぐ逃げられたしな。」
「御礼を言いに、貴方の進学校へ
行ったら警備のおじさんに怒られた
わ。」
「君達、何か用事かい?」
校門の塀の向こうから警備の
おじさんが、睨んできた。
「おじさんに要はねーんだよ」
「そ、そ、引っ込め‼」
美代が煽るように叫ぶ‼
「君達、楢木高校だね。学校に連絡
するよ。」
「えー、じゃああの子達も?
じゃないと不公平じゃーん。」
恋子が警備に食ってかかる。
そう凛太郎と航平は真面目キャラ
メガネを掛けて右手には参考書
背か高く、そのイケメンぶりは
有名でいっも女の子が出待ち状態
だった。
2人はいっも一緒で仲良かった。
その後を女の子がくっ付いて
キャーキャーキャー
その現実を知った2人はあの軍団
と思われるのは、しゃくだった。
なので強行手段をとることにした。
「ちょっとやり過ぎじゃね?美代」
恋子が美代の筋書きに抵抗を示す。
「馬鹿だね恋子、これぐらいやらないとあんなガキ集団と一緒に思われたくねーん だよ。」
「プライドあんだろ!あんな乳臭い
のと同じって、やだね。」
「えー、ありがとうで良くね?」
恋子はどうしても会ってお礼が言い
たいらしかった。
そんな話しをしながら、恋子が振り
向いた途端自転車が暗闇から
出て来て、前に歩いていた女の人に
ぶつかりバックをはぎ取ろうとしていた。
《《待てー何してんだー》》
恋子が咄嗟に飛び出した。
自転車男はバックを持ち走った
《《みよー、おばさんお願ーい》》
恋子は後を追って走り出した。
美代は女の人に声を掛けた。
「大丈夫ですか?」
すると後ろから声がした。
「あれつ!どうしたの?」
通りすがりの凛太郎と航大が声を
かけてきた。
ここを、2人が通るのを知って待ち伏せしていた美代だったが
こんな事になれば勝手が違う。
「この人お願い、恋子が犯人
追いかけてるの‼
助けないと‼」
飛び出そうとした美代を凛太郎が
止めて、
「どっち?」
と聞くと一目散に走り出した。
行き止まりまで走り着くと
恋子は首を絞められていた
凛太郎は犯人の襟首を掴んで
投げ倒した!
グビツと音がして犯人はその場に
倒れ気を失った。
航大が警察に電話していたから、
すぐ警察官がやって来た。
警察が来るまで気を失っていた犯人は
そのまま、警察に連れて行かれた。
ひったくり犯
御年寄を狙う常習犯
警察もパトロールを強化したばかり
だった。
「君たちに会うと、ろくなこと
ないな‼」
凛太郎は恋子を立たせながら
ニッコリと、笑った。
「ゲホゲホ、だって‼」
「元気がいいのはいいけど
危ないよ
刃物持っていたら
完璧殺されていたよ。」
( ⸝⸝⸝•_•⸝⸝⸝ )♡︎♡︎
ポッ
男に興味のなかった恋子の胸に
初めて好きとゆう感情がうまれたと、
同時に今になって怖い感情が起きて
来たのか
震えていた。
凛太郎は恋子の手をにぎり
「大丈夫、俺が助けたろう。」
と言いながら恋子の手を引いた。
心配して飛んで来た美代と航大は
「なーんだ、心配して損したー」
と呟いた。
航大も美代の堂々とした態度や性格
に引かれて行った。
こうして4人は付き合いだした。
就職試験の面接に行った日
恋子と会長代理はお互いの顔を見て
驚いた。
「あの時のおばさんなんだもん。」
縁と言うのはどこで繋がつているか分からない。
そんな遠い昔を思い出し
ピピとララを引っ張りながら
2人が知り合った道を懐かしみながら
歩いた。
忙しい日常のホッとするつかの間の、
2人の時間だった。