浮気男のシンデレラ

曾孫VS曾祖父さん

一番初めに穂花が男子を産んだ
2ヶ月遅れて佳代が男子を産んだ
その後陽和が男子を産んだ。

おジジ様達はもう大喜び。
うちの曾孫が
立った
歩いた
喋った。

それはもう賢い賢い‼と、
孫はおジジ様にそっくりだから
オババ様達は曾孫は皆嫁様に似て
欲しいと話しているのが分かんない
のか?
何せ、孫は、おジジ様達のDNA
そのまんま。



やがて子供達は5歳になった。

西之坊鷹路
雅楽代慶之助
武蔵野寛太

三人を並ばせ話をする。

えーか‼ お前達は長子だ‼
それぞれの家督を継ぐ男子だ‼
鷲らは長くて10年、短くて3年しか
生きられんかもしれん‼

だから大ジジイ様の話を
よーく聞くんだぞ‼

3人はモジモジソワソワ

えーか!お前達の小さな肩には
何万と言う社員の生活がかかって
おるんじゃぞ‼

『何万て何?』慶之助が鷹路に
小声できいた。

『饅頭』
『ああそうかぁー饅頭!↗
鷹路は物知りだな!』

『うん、図鑑みてる。食べロ〇』

3人は頭を寄せて納得した。

この辺で既に大ジジイ達の遺伝子が
INとゆう事がわかる。

「えーか‼お前達の嫁は
30迄に先祖が探して連れて来る。
だから、30迄に女とはなんぞや
と言うことを学べ、

お前らの父親は30になってから
連れて来ると勘違いをしていてな〜
お前達は確り覚えておくように

30迄にだぞ、30迄につれてくる。

それ迄は遊び、女の扱い方、
生き方を学ぶのだぞ!

『聞いた?30迄遊んでいいって
ウン、聞いた‼やったぁあ😆♥』

《《《しかしだ‼》》》
「お前達は父親譲りのイケメンだ‼
バズーカの扱いには慎重にだぞ‼」

三人息子はバッ、バッ、バツ
と頭に父親の顔を思い浮かべた
三人は又頭を寄せて

『パパ達、ズルイ、バズーカ隠してる』
『ママに聞いて三人で遊ぼう。』
『よし、さがしてみよーぜ‼』

又くるりと回って、大ジジイ様の
話をきく。

お前らの父親達はかなりヤバかった
からな‼

三人の子らは又バッ、バツ、バツ
と父親の顔を思い浮かべた。

『ヤバイ』頭をクネクネ?
『かなりヤバイ』頭をクネクネ?
『何がヤバイ』頭をクネクネ
又頭をよせて、

『パパ達のバズーカはヤバイの?』
『大ジジイ様が言ってるから・・・』
『ヤッパリママ達に聞いて
みよう。』

三人は又くるりと背を正し
大ジジイ様の話をきく。


その日の夜、慶一道が浴室に入るのを
見届けた慶之助は陽和に聞いた。

『ママ、ママ』
『何?慶之助?』
慶之助が小声をかけてくるから
陽和も小声になる。

『あのね、大ジジイ様が言ってたん
だけどパパ達、バズーカ持ってる
んだって、ズルイ﹏‼」


「バ‼バズーカ?๑⊙д⊙๑」

「大ジジイ様の話だと
凄く立派らしいよ。」

『エーエエツ😵り、立派‼』

『うん、凄いんだって、僕みてみ
たい‼何処にあるの?』

陽和に思い当たるのはアレしか無い‼
おジジ達は何を考えているのか?
と、とりあえずごまかさねば、

「バ、バズーカはね、見た事無い
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ
無い無いよ!無い。」

暫く考えて、考えて、考えた。
説明必要?
慶之助は納得していない。
おジジ達は何を教育しているの
だろう。

そうこうしてるうちに慶一道が風呂
から上がってきた。

頭をフェイスタオルでフキフキ;;;;;;
下から見上げる慶之助を見て

「どした?慶之助?」

『パパ、バズーカ持ってるの?』

『あ‼ ははぁ、パパのバズーカは
な‼陽和‼』

「は?」
すると慶一道はバスタオルで巻いた
腰を回して、

「陽和、俺のバズーカに惚れるなよ‼」

と言った途端
ハラハラと舞い散る桜の花びらの
ように、はたまた秋のもみじが
ひらひら舞い落ちるように

バスタオルが落ちた。

ボロン

現れたのは、お珍〇


「コレがバズーカだ、バンバン
バンバンバン」

慶一道は逃げる慶之助を追いかけ回した。」٩(๑>∀<๑)۶パパー
キャ─’’’ヾ(^o^ヾ)マテマテー

「コラコラコラコラ~ォィ!! 慶一道
せっかく誤魔化してたのに!」

「いやいやいや、冗談だって」
o(◣皿˘◢҂╬)ゴラァ早く、パンツはけ‼
いつまでボロンしてるの‼
陽和は慶一道を、追い回した。

スミマセン


慶之助は大ジジイ様の話を思い
出した。

「お前らの父親はヤバかった。」

あんなに可愛らしく優しい母親が
あんなに激しく豹変するのは
かなりヤバイ物
だろうか?
=͟͟͞͞(꒪⌓꒪*)
慶之助はそれからバズーカの
話をするのをやめた。



ボン‼ デン‼ ボーン‼
三嫁は久しぶりに顔を合わせた。
三人は合わせたかのように第二子を
妊娠していた。
仲のいい三嫁はお互いのお腹を
なでる。

今日は大ジジイ様の所で鍋パーティー
ジジイ様達は楽しげに談笑、
勿論曾孫を従えて最近は、大ジジイ様と曾孫は玩具で仲良く遊ぶのが
習慣になっていた。


それを見ていた佳代がぐちる。

「大ジジイ様達は、色々教育だなんだって、何教えてんだか。」

「そうですよ。言ってる事は
嘘じゃないんですけど教育上
どうかと思います。」

「そうそう長くて10年、短くて三年
な〜んて言ってる癖に死ぬの忘れ
てるくらい元気ですもん、
しにませんって‼」

「そうそう、注意すると直ぐ
ボケたふりするし、なんなん
ですか、あれ、」



おーおーおっおっおっおっおー
「やってるな!」

時間通りに慶一道、鷹斗、蒼太の声
がする。

慶一道を先頭にドャドャと
キッチンに顔を出し
三人はピタリと足を止めた。

ドーンと並べられたデカい土鍋が四つ 慶一道が、土鍋を見て、嫁達を見て開口一番に声をあげた。

「おお━━━ココ相撲部屋かw‼」
うっひゃっひゃっひゃw
・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
ワハハケラケラ

鷹斗が相撲調子で歌うように
嫁の四股名をよむ、

横綱、臨月〜佳代のぉやああまぁ〜
佳代の~やぁまぁ!

慶一道と颯太がどすこーい、ドスコイと四股を踏む‼ꉂꉂ≧∇≦ブヒャヒャヒャ

大関八かぁげえ〜つ陽和のやあぁま
陽和やああぁぁま〜

どすごーぃドスコイブヒャヒャヒャ

関取、七かぁげえーっ穂花のぉ
やあぁまぁぁ
どすこーいドスコイ
ꉂꉂʬ∗˚ * ˃̤൬˂̤ *˚∗
ごっつあんです。

《相撲取りにした、おまえら
が笑うな!リーコーン‼》

三嫁は旦那の前に立ちはだかり
ドカーンと足を広げて仁王立ち。
ピシピシと怒りが伝わってくる。



《《エッごめん💦すみませんデシタ‼》》

三嫁は小さくなった旦那達に
愚痴をかます。

仕事帰りが遅い‼
子供は大ジジイ様達に預けっぱなし
で何やってる?
ついでにジジイ様の愚痴を言い
まくる。

「おやつと言って🐙の足一本
咥えて食べさせていた。
固いもの食べないと歯が弱る
って、


花を何本か並べて女の子はどーの
こーのと花に例へてる。

ジジイ様達‼
チョット水族館に行って来ると
言って子供連れて楽しげに出て
行ったケドッ、
沖縄まで遊びに行っていたん
だよー。

近所のラーメン屋さんに行くって、
子供と手を繋いで、でかけたが、
北海道迄行ってたんだよー
ラーメン食べに‼

グチグチ!グチグチ!グチグチ」


三嫁の愚痴は止まらない。
旦那達は、蜂の巣をつついたように
責められ、ちっちゃく
なっちゃつた。


明日のスケジュール帳を確認。
スマホを差し出す。
嫁のスマホチェックの時間!

すっかり大人しくなった三人は
鍋を抱えて奥座敷に逃げる。
大ジジイ達の膝の上には曾孫

慶一道はキッチンで笑い合う
多美と三嫁、ヒシヒシと幸せを
感じていた。

それは鷹斗、颯太も同じで
先祖が見つけて来た嫁を大切に
しょうと思った。

裏切りひとつでこの家庭も
鍋パーティーも一瞬で崩れ去る
ことを知っていた。

嫁らのバックの中には
離婚届が眠っている。



一時の気の迷いには気を付けて‼

にゃฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)♡

🎺🎷🎻🎸🎹🎺🎷🎻🎸🎹



PS

・・・あの日の心因性障害は、
なんなのか?陽和は調べていない。

あれ・・は?

病気だったのか?
はたまた願いが叶ったのか?


神のみぞ知る
不思議な
出来事だった。

でも陽和の心が救われたのは
紛れも無くこの現象のお陰様。







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