愛というもの~哀しみの中で~
由実ちゃんたちも私の妊娠をきっかけに将来の話をし始めたらしい。
昌くんは子供が好きらしくて二人とも早く赤ちゃん欲しいって話しているみたい。
「どうせなら同級生がいいんだけどなぁ。そうなると遅くても今月には授からないと無理っぽいんだよね~。」
なんて由実ちゃんは言っていた。
私も同級生なら心強いし、一緒に子育てって楽しいだろうなって思う。
そして、7月も半ばには本格的に暑くなってきていよいよ食事が取れなくなってしまった…
「茉莉、今日も点滴してもらえよ。あぁ、仕事休んで付き添いたいけど…本当にごめんな。」
私はもうベッドから起き上がる元気がなく、最近ではベッドの中から大吾が仕事に行くのを見送っていた。
こんなダメな母親のお腹の中でも有り難いことに赤ちゃんはすくすくと育ってくれていた。
この前のエコーではちょうど起きていて一生懸命動いていた。
まだ胎動は感じることが出来ないからエコー画面に写った元気な姿を見て涙が出た。スッゴく小さいのに心臓もピクピクしててずっと見ていても飽きないくらいだった。
写真は大吾がアルバムに挟んでいってくれており二人で何枚かしかないエコー写真をよく眺めていた。
その日は本当に暑くて、ふらふらだったから由実ちゃんが仕事を休んでくれて病院に付き添ってくれた。
二人でタクシーに乗って病院に行くと、すぐに処置室のベッドに通されて渋い顔の先生がやってきた。
昌くんは子供が好きらしくて二人とも早く赤ちゃん欲しいって話しているみたい。
「どうせなら同級生がいいんだけどなぁ。そうなると遅くても今月には授からないと無理っぽいんだよね~。」
なんて由実ちゃんは言っていた。
私も同級生なら心強いし、一緒に子育てって楽しいだろうなって思う。
そして、7月も半ばには本格的に暑くなってきていよいよ食事が取れなくなってしまった…
「茉莉、今日も点滴してもらえよ。あぁ、仕事休んで付き添いたいけど…本当にごめんな。」
私はもうベッドから起き上がる元気がなく、最近ではベッドの中から大吾が仕事に行くのを見送っていた。
こんなダメな母親のお腹の中でも有り難いことに赤ちゃんはすくすくと育ってくれていた。
この前のエコーではちょうど起きていて一生懸命動いていた。
まだ胎動は感じることが出来ないからエコー画面に写った元気な姿を見て涙が出た。スッゴく小さいのに心臓もピクピクしててずっと見ていても飽きないくらいだった。
写真は大吾がアルバムに挟んでいってくれており二人で何枚かしかないエコー写真をよく眺めていた。
その日は本当に暑くて、ふらふらだったから由実ちゃんが仕事を休んでくれて病院に付き添ってくれた。
二人でタクシーに乗って病院に行くと、すぐに処置室のベッドに通されて渋い顔の先生がやってきた。