愛というもの~哀しみの中で~
ドアの前に着くと芹沢さんは
「じゃあ茉莉ちゃんまたね。」
って手を振ると今来た道へ歩きだした。
「え?あ、あの…」
私はつい芹沢さんを呼び止めてしまった。
笑顔で振り向く芹沢さんになんて言おう…家に誘うのもおかしいし…
「私、明日もコンビニのバイトは休みです。基本的に水曜日と木曜日はシフトに入ってないです。じゃ、じゃあ、おやすみなさい。」
私は咄嗟にそう言うと頭を下げて家へ入った。
ドアを閉めているときに『おやすみ』って聞こえた気がした。
誰かにおやすみの挨拶をするのも何年ぶりだろう…それだけで胸の奥が明るくなった気分だった。
それからコンビニでバイトの日以外は自転車だってわかってるはずなのに毎日芹沢さんは校門の前まで迎えにきて、ドアの前に着くとすぐに帰って行った。
最近では家に着くのが淋しく思うようになった。
「じゃあ茉莉ちゃんまたね。」
って手を振ると今来た道へ歩きだした。
「え?あ、あの…」
私はつい芹沢さんを呼び止めてしまった。
笑顔で振り向く芹沢さんになんて言おう…家に誘うのもおかしいし…
「私、明日もコンビニのバイトは休みです。基本的に水曜日と木曜日はシフトに入ってないです。じゃ、じゃあ、おやすみなさい。」
私は咄嗟にそう言うと頭を下げて家へ入った。
ドアを閉めているときに『おやすみ』って聞こえた気がした。
誰かにおやすみの挨拶をするのも何年ぶりだろう…それだけで胸の奥が明るくなった気分だった。
それからコンビニでバイトの日以外は自転車だってわかってるはずなのに毎日芹沢さんは校門の前まで迎えにきて、ドアの前に着くとすぐに帰って行った。
最近では家に着くのが淋しく思うようになった。