愛というもの~哀しみの中で~
私は由実ちゃんが入院している期間に1度しか会いに行けなかった。
なんだか幸せの中に入っていくのが怖くて、帰ってきて大吾の遺影を見ると私もこのまま恭吾と一緒に大吾のところに行きたくなるから。
でもそんなことしてはいけないこともわかる…。大吾と、もし、どちらかが死んでも恭吾をよろしくって約束したから。
大吾の四十九日が過ぎたら職場復帰させてもらうことになっていた。一度挨拶に行ったら今はゆっくり休んでいいって施設長が長期休暇扱いにしてくれていた。
お金に関しては昌くんや由実ちゃんの職場の税理士の先生、真さんが手続きをしてくれたので本当に恭吾を育てていくのに困らないほど受け取れることになった。
大吾もそれなりの貯金をしており、私も高校に通いながらできるだけ貯金していたお金があったので当面は困らなかった。でも一人で家にいるといつか我を忘れて自殺してしまいそうで、働く場をもらえるのはありがたかった。
「ママいや。あっちいって。」
最近保育園にお迎えに行くと恭吾がいつもそう言って保育士さんから離れないことが続いていた。
家でもわざと私を困らせるようなことしてみたり、ご飯をたべなかったり、夜中激しく泣きわめいたりするようになった。
私は一人でどうしてよいかわからなかったけど誰にも相談しなかった。
これ以上誰にも迷惑をかけたくなかったから…。
なんだか幸せの中に入っていくのが怖くて、帰ってきて大吾の遺影を見ると私もこのまま恭吾と一緒に大吾のところに行きたくなるから。
でもそんなことしてはいけないこともわかる…。大吾と、もし、どちらかが死んでも恭吾をよろしくって約束したから。
大吾の四十九日が過ぎたら職場復帰させてもらうことになっていた。一度挨拶に行ったら今はゆっくり休んでいいって施設長が長期休暇扱いにしてくれていた。
お金に関しては昌くんや由実ちゃんの職場の税理士の先生、真さんが手続きをしてくれたので本当に恭吾を育てていくのに困らないほど受け取れることになった。
大吾もそれなりの貯金をしており、私も高校に通いながらできるだけ貯金していたお金があったので当面は困らなかった。でも一人で家にいるといつか我を忘れて自殺してしまいそうで、働く場をもらえるのはありがたかった。
「ママいや。あっちいって。」
最近保育園にお迎えに行くと恭吾がいつもそう言って保育士さんから離れないことが続いていた。
家でもわざと私を困らせるようなことしてみたり、ご飯をたべなかったり、夜中激しく泣きわめいたりするようになった。
私は一人でどうしてよいかわからなかったけど誰にも相談しなかった。
これ以上誰にも迷惑をかけたくなかったから…。