愛というもの~哀しみの中で~
公園に着くと、一面に緑の芝生が敷きつめられてて、沢山の人が思い思いの場所にレジャーシートを広げてくつろいでいたり、遊んでいた。

恭吾はそれを見て大興奮で声を上げて走っては、戻ってくるを繰り返していた。
木の陰になって入るところに私たちもシートを広げて荷物を置くと、恭吾と真さんはボールを持って横で遊びはじめた。

「あっ、そうだ、デジカメを持って来たんだ。写真を沢山撮ろう。」

そう言って鞄の中からデジカメを取り出すと、手渡された。

「私、デジカメなんて…」

使い方がわからないと言いたかったのに真さんはもう恭吾と遊びはじめていた。
私はとりあえず電源を探して入れた。あとはシャッターっぽいボタンを押して何枚か撮ってみた。
ピントはどうすれば合うのかな?
困ってデジカメを眺めていると、真さんが戻ってきてくれた。

「こうやって軽くボタンを押すとピントが合うから、そうしたらぐっと押し込むとキレイに撮れるよ。」

私は教わった通りにしたらキレイに写真を撮ることが出来た。
あんなに大吾と写真撮ったのに最近は全く撮らなかったな…
久々の公園で大はしゃぎの恭吾を沢山撮った。

二人は疲れて戻ってくると、サンドイッチをモリモリ食べていた。
人気があるだけあってサンドイッチはオシャレで美味しかった。
サンドイッチにもオシャレとがあるんだなぁって初めて知った。
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