愛というもの~哀しみの中で~
すべてが丸くおさまったわけではなく、いろんな妥協の上に私と真さんの関係は存在しているんだと思う。
私の中から罪悪感がなくなることはなかった。
でも以前のように突然死にたくなる衝動に襲われることもなくなっていた。
そもそも家に一人になることがそんなになかった。
いつも由実ちゃんが昌美ちゃんを連れてきてくれており、いつも賑やかだった。

私が仕事を辞めてしまったことによって恭吾が保育園に通えなくなってしまった。
そんなときも由実ちゃんは一緒に幼稚園を探して一緒に見学に行ってくれた。
幼稚園は意外とたくさんあって特色もそこそこによって違った。でも私たちがいいと思った幼稚園は同じだった。
そして、恭吾がいなくなると由彰くんが哀しむだろうからって昌くんと相談していたみたいで由彰くんも一緒に幼稚園に転園することになった。
由実ちゃんは仕事を昌美ちゃんが1才になるまでお休みにしてもらい、復帰後も午前中だけのパートとして二人ともが小学生になってからフルタイムに切り替えるって言っていた。

私も由実ちゃんと離れると他のお母さんたちとうまくやっていけるかとか不安だったので本当に助かった。
幼稚園は行事のたびに保護者も参加をしないといけないらしくうまくやっていけるか自信がないけど由実ちゃんがいれば乗り越えられる気がする。
そう由実ちゃんに伝えると照れて笑っていた。
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