私と月。
「おはよう!まるちゃんギリギリセーフ!(笑)」
ベランダから身を乗り出して手を振ってくる
先輩職員さん

「おはよーございまーす!やばいやばいっ!」
急いで歩くフリをする。(笑)

「まーたそんなやってふざける!(笑)
反省文です!!(笑)」


職場の雰囲気は悪くはない
同僚はだいたい仲良し
同じ部署の仲間も 他の部署の人たちも

私はムードメーカー的な存在である
…と自分でも思っている(笑)


朝から走ってもうすでに疲れた顔をして
出勤する。

「…おはよーござーいまーーーす…」
やる気なさそうに登場し荷物を置く
ファイルや記録を見て
入居しているお年寄りの身体状況や
業務の変わりがないかをチェックする

「…昨日は○○さんが寝らんかったもんねー」
夜勤だったおばちゃんが話しかけてくる


「おつかれさまでした!大変だったですね」

私が働いている職場は認知症が酷かったり
介護度が高い(介護を必要とする)
入居者様が多く入居されている。


「大変だったよぉ〜なら帰るね!
まるちゃんお疲れ様〜」

「お疲れでした〜!」





私は、丸岡ゆりな
今年で25歳になる

10代の時に思い描いていた20代中半は
お金にも余裕があって恋愛もしてて毎日がキラキラしてるんだろうと思ってた

特に夢なんて持ってなかった私は
なんとなく就職してある程度の給料で
毎日楽しく過ごしてるんだろうなぁってそんな期待をしてた。


現実、今私は楽しくないこともない毎日を過ごしている。
ただキラキラしているかというと
していないような…
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