憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
ちょっと、ほんのちょっと、ヤキモチを妬いてしまう。



わたしの知らない翼くんを知っている、梨紗さん。



「…ああ。まさかここに引っ越してたとは…」



頭を抱えて唸る翼くんに「お、オムライス食べましょ!そのために来たんですから!」と、話を振る。



梨紗さんのことじゃなくて、今、ここにいるわたしのことを考えて欲しい…、だなんて、贅沢かな?



そんな思いが伝わったのか、顔を上げてうなづく翼くん。



「そう、だな」



そう言うも、少し顔が青い翼くん。



急に元気が無くなった翼くんが、心配になる。




「翼くん…?大丈夫ですか?」




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