憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「…は?」
突然の言葉に信じられないという風に梨紗さんを凝視する翼くん。
「だって翼、今彼女いないんでしょ?
音羽ちゃん…だっけ?この子と遊ぶんだったら、わたしとまた付き合おうよ」
この人は…。
なにを、言ってるんだろう。
自分の言ったこと、分かってるのかな…?
「なに言ってんだよ。無理だから」
明らかに焦り始める翼くんを一瞥して、梨紗さんは「へぇ、そんなこと言っていいの…?」と目を光らせた。
「っ…」
どういうこと?
翼くんのことを脅してるの?
なんで。
翼くんはこんなに苦しそうな顔をしているの…?
「…や、やめてください!」