憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
翼くんはきっとわたしに、というか誰かに聞いて欲しいんだと思う。
心のどこがで訴えるものがある気がする。
そのことを聞くのには勇気がいる。
聞いた後、後悔するかもしれない。
それでも…。
翼くんのことが好きだから。
翼くんになにがあったのか知りたいし、興味本位じゃなく、支えてあげたい。
わたしのことを直ぐに理解してくれた翼くんの恩返しとしても。
しんみりした空気なんか、わたしの性に合わない。
だから。
翼くんの瞳をじっと見つめて。
信じて、というビームを送る。
「はい!どーんと来いです!」
翼くんの過去がどんなものでも受け入れる自信があるからー。