憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
しかし、ある日。



事態は急変した。




その日も、俺はたまたま友達と出かけていて。

夜間近に家に着いた途端に電話が鳴ったのだ。



相手は、梨沙のお母さんで。
そんなこと、めったに無いもので胸のざわめきが聞こえることに否めなかった。



「…翼くん。落ち着いて聞いてね」


梨沙の母親の口調は、抑え気味で。
何かあったのには予想がついた。




「 ───梨沙が、事故にあったの」





「…は?」




ジコニアッタ、じこにあった、梨沙が…事故にあったって…?



それは…。
俺が、一緒に帰らなかったからか?


今日に限って、そんなことが起きるのか…?



「あ、でも命の別状はなかったのよ。2ヶ月ほど入院は必要みたいなのだけれど」



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