憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「何言ってんの!翼のせいじゃないじゃん。
でも、罪悪感を感じてるんだったら、これから毎日、お見舞いに来てよ!」
そうだ、というふうに手をつく梨沙。
ニコニコと笑みを浮かべる彼女に「うん」と応えるしかなかった。
それから毎日、見舞いに行った。
梨沙との日常が戻ってくるのなら、なんてことなかった。
「そういえばさー。
私ね、もう一生バスケ出来ないんだって」
だから、梨沙からこの言葉を聞いた時、心臓が止まるほどのショックを受けた。
梨沙は、小さい頃からバスケばっかりしていて。
梨沙にとって生きがいでもあったであろうバスケを、俺が、奪ってしまったんだ。