憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
俺は…。
梨沙から、もう離れることはない。
離れたらなんて事を考える自分がおかしいんだ。
「…うそ、だろ?」
それでも、信じ難くて。
「ほんとだよー?靭帯切っちゃってさ」
ヘラヘラしてるけど絶対、心の中では泣いている梨沙に、申し訳なくて。
でも、謝るなんて上っ面だけのことをしたくなくて。
「俺が、毎日ここに来るから」
約束を取り付けることくらいしか出来なかった。
「やった〜!
そうやって翼から言ってくれたの初めてじゃない?」
その時は、わかっていなかったんだ。
梨沙の、本当の気持ちが…。
梨沙が、笑顔の裏に何を思っていたのかを…。