憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「そうだよ、蘭!
みんなで帰ろうよ!」



満面の笑みで、蘭にそう言うと。



「…うん、ありがと」



と、照れくさそうに呟いた。



うーん、蘭、可愛い!



これも、朔斗先輩のおかげかな?
なーんて。


「朔斗、最後まで送ってあげろよ」


こうやって、気を配れる翼くんは本当に尊敬の塊だよ。


「当たり前じゃん。翼に言われなくてもそうするつもりだったしね」


しっかと頷く朔斗先輩に、わたしは好感を持つよ!


ちゃんと、蘭のこと考えてくれてるんだ。
自分の事じゃないけど、嬉しいね!


「え、そんな先輩。
家、遠いですよね?悪いですよ!」


遠慮なんて。
そんなの、朔斗先輩にしなくて良いじゃんか!(ひどいかな、ごめんね朔斗先輩)


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