憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「翼くん、何見てるんですか?」



翼くんのほうをみると、空を見上げていて。


わたしも、同じようにするけど、なにも分からない。



「今日、満月だから」



「え、でも、月なんて見えないですよ?」


満月なのは知ってるけど。

まだ4時だからか、見えてこない。



「俺が、音羽に出会った日も、満月だったから」



「あっ…」


そういえば、確かにそうだ。


いきなり同居が決まったあの日、夜、満月が見えていたの思い出したよ!


あの日からもう4ヶ月かぁ。


「…時間って早いな」


当たり前のことだけど。


「…はい。
なんか、翼くんが隣にいてくれて、こうやって月を見上げれて、わたしは幸せです!」






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