憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「音羽ちゃん、そーんなイヤな顔されたら俺、悲しいな〜」


そう言いながらめっちゃ笑顔じゃないですかい。


「須藤先輩が悲しんでいても、わたしには関係ないですよ?」


「いやいや、なんかさ、音羽ちゃん。俺にはめちゃくちゃ当たりが強すぎない?!」


なんの事やら。
わたしは翼くん一筋なんでね!


須藤先輩には悪いけど、興味ないんですー!



「そんな事ないですよ?」


すました顔でそう言ったら「どうだか…」と、ため息をつく須藤先輩。


「…あの〜、音。
あんたいつから須藤先輩とも仲良くなってんの?!」


ありゃりゃ。
蘭、そりゃあ気になるよね!


でもね、蘭に言うほどの事じゃないと思ったんだよ!


「あはは〜…」


苦笑いで誤魔化していると、途端にガラッと扉が荒々しく開いた。


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