憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
遊佐先輩の言葉にどきっとする。


…確かに、廊下の女子の歓声が、異常な程。


これは、確実に翼くんだ。



「おい、璃玖に遊佐。いつまで帰ってこないつもりなんだよ」



ほら!
入ってきた途端、クラスのみんな、固まってるよ!


だって、あの生徒会メンバーが3人も集結しちゃったんだもんね!


正直、鼻血もんだよね!



「だって〜、あまりにも音羽ちゃんと蘭ちゃんが可愛くてぇ」


そう須藤先輩が、わたしにいきなり抱きついてきた。


は?!は?!


何?なんで抱きつく必要があるの?!



それで、なんで遊佐先輩は止めないわけ?!



「璃玖…、お前、その手離せよ」


眉間にシワを寄せまくって言う翼くん、めちゃめちゃ怖い!


なんで翼くんがそんなに怒ってるのかわかんないけど、とりあえず須藤先輩、離して!


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