憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「つ、つつつ翼くん!
ここ、学校ですよ?!」



う、嬉しいけど!恥ずかしいけど!
それより誰かに見られてたらどうするの?!



「大丈夫だって。なんたって、ここ特等席だから」



わたしの心配は他所に余裕の表情の翼くんに。



「む〜…。
わたしだって、大好きですもん!」



ぎゅっと抱きつく。



「音羽も大胆じゃん。

…あ、先生」




「ぎゃっ!」



先生?!

咄嗟に翼くんを押し返すと。



「ウソに決まってんじゃん」



今度は、翼くんからくっついて来てくれた。



「なんだ…。良かったです」



びっくりしたよ。
心臓止まるかと焦ったよ。



「音羽って純粋」



「それって褒めてるんですか?」



クスッと笑ってる翼くんに。
じとっと重い視線を送る。


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