憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
翼くんのお見舞いに来てくれたんだから。


本人が感謝しないでどうするの!



「…でも、俺たち来なくても元気そうだね。
音羽ちゃん効果、恐るべし」



ニコニコしながらそんなことを言う朔斗先輩。


「そんなことないですよ!
ゆっくりしていってください」



一応、ここはわたしの家だからね!

誰を上げるかはわたしの自由なのである!



「あの、果物買ってきたんですけど…。音、切りに行かない?」



お、蘭ったら気が利くね!


「うん、りょーかい!」



そういうことなら行こう!



「あ、朔斗先輩。翼くんの事よろしくです!」



部屋を出る前に言い残してリビングへ向かう。


「ねね、蘭 朔斗先輩といい感じだよね?」


リビングに着いて、りんごの皮を向きながらそう尋ねる。




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