憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「私は、好き…だけど。
でも、朔斗先輩はそう思ってないと思うから」



平静を装ってるけど、本当は心が辛いよね。


片思いって、辛いんだよ。



「今日は、朔斗先輩に誘われてお見舞いに来たの?」



弱気な蘭なんてらしくない!
わたしが元気づけなきゃ。



「うん。家にいたら天野会長のお見舞いに行かない?ってメッセージが来たから」



「なら、脈アリだとわたしは思うけどなぁ」


わたしはさ、お世辞とか思ってないことは言わないんだよ。
だからこそ、蘭は自信持っていいと思うんだ。



「あとね、朔斗先輩は興味もない相手に自分から行かないと思うよ。これは、わたしの勘だけどね!」



チャラいかもだけど。

そこは、ちゃんとしてると思う。



わたしは信じてるから、朔斗先輩を。

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