憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
* * * * *


「帰っちゃいましたね、ふたりとも」



あれから、1時間ほど滞在していた蘭と朔斗先輩は、蘭の門限が来ちゃうとふたりで帰って行った。


「ん。俺としてはまた音羽とふたりっきりだから、嬉しいんだけど」



翼くんったらー。
ホント嬉しいこと言ってくれるんだから!



「わたしもですよ?」


そう言ってちらっと翼くんを見ると…。




「…って、もう寝ちゃったんですか?!」



疲れたのか、翼くんはすぐに眠りに入っちゃって。


寝顔も、さすが美男子。
お美しい…。



まあ、寝ちゃったなら、そっとしておかないとね。


寝たのを確認して、静かに部屋を出ると。



メイドの小夜さんが走ってきた。


「どうしたの?」



小夜さんが走るなんてあまりない事だけど。

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