憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
冗談のつもりで言ったのに。



「なら、一生かけて責任とってやる」


と、覆いかぶさってきた。


「わわわ…、つ、翼くん?」



やばいよ、翼くんがオオカミになっちゃったよ!

スイッチ入ったみたいに目の色が変わる翼くんに、戸惑いが隠せない。



「俺さ、音羽といると心臓壊れるんだけど」



そう言いながら翼くんは不意打ちで頬にキスをしてきた。


「…んっ!
わ、わたしだって毎日持つか心配ですよ!」



こういう時も、心臓が飛び出そうなくらい高鳴って。


周りが何も見えなくなってしまう。



「…そんな声出さないで。
まじで、おかしくなるから」


いつもの余裕がなく、困った表情をしている翼くん。



「だ、ダメですよ?ここは、学校です!」


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