憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「はい、わたしのイメージではもっとこう…、なんとかのソテーとかムニエルとか、そういう系かと思ってました」
オムライスならわたしにだって出来るよ。
豪華な外国の料理とか言われると思ってたもん、わたし。
「ふっ、なんだよ、それ」
わたしの言葉に、翼くんは優しい笑みを浮かべた。
思わず、見惚れていると「なに、どうしたの?」と不信そうに聞いてきた。
「えへへ、翼くん、笑ったらかわいいですね」
今日、最初に見た時、無愛想なのかと思ってたけど。
間違ってたかもしれない。
「…男にその感想は嬉しくないんだよ」
翼くん、ふいっとあちらを向いて言うけど。
耳が少し赤いですよ?