憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
別に、それがダメだなんて私は言わない。


説教みたいな事なんて、先輩は散々言われてると思うから。

少しでも、他の人と違う存在でいたかった。



「…蘭ちゃんは、俺の1番の理解者かも」


そう言ってくれた事もあって。


私に心を開いてくれてるのかなって考えると、とても嬉しかった。


「私の1番の理解者も、朔斗先輩です」


そう言ったら儚げな笑みを浮かべる朔斗先輩がいつからか好きになっていて。


でも、告白なんかして、この関係を壊しちゃうのが怖くて。


朔斗先輩は、そんなの求めてないと分かるから。



…勇気が出ずに、今日を迎えた。


もう、今日を逃してしまったら朔斗先輩に会えない。


そんなの、我慢できなくて。
朔斗先輩との日々を失いたくなくて。





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