憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「それで苦しんでた翼をずっと横で見てたからさ。二の舞にはなったらダメなんだよ。

だから、蘭ちゃんには愛情表現はちゃんとするって決めてるからね」



蘭ちゃん失ったら…怖すぎだもん、と言って苦笑いする朔斗先輩に。



「そうなんですね…。
私も、朔斗先輩を失わないようになるべく愛を伝えますね?」



自分で言ってて恥ずかしいけれど。


後の失った悲しみを考えればなんでもない。



「うん、ありがと」



嬉しそうに微笑む朔斗先輩の笑顔をもっと見れるなら。
好きっていっぱい伝えようと思った。



「…っていうか、そろそろその先輩呼びやめない?」



今さらになるけど、と朔斗先輩。


「え…、じゃあなんて呼べば?」



音羽みたいに、朔斗くん…とか?



うっ…。

て、照れるよ。

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