憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「うーん。
朔斗って呼び捨ては?」



「えええ!少し難易度高くない…ですか?」



先輩だけに。

ちょっと呼びにくいし…、なんたって慣れない。




「え〜、じゃあ朔斗くんはどう?」



た、確かにこっちの方が呼びやすいけど…。


「さ、朔斗…くん?」



呼んでみて、一気に恥ずかしさが増す。

恥ずかしいよっ…。



「え、可愛い。
無理。心臓持たない」



私の方が照れるはずなのに、朔斗先輩まで顔が赤くなって。


どちらとも照れてしまって不思議な空気になってしまった。



「わ、私だけなんて嫌です。

朔斗、くんも蘭って呼んでください」



私、恥ずかしいけど勇気出したんですよ?

そういう目で訴えかけると「仕方ない」と、了解してくれた様子。



「蘭」



ぼそっと呟いたわりの破壊力が思ったよりすごくて。


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