憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「引きましたよね…」
自分で聞いといて、返事が怖いよ。
ああ、あの頃の自分を崖から落としてやりたい!
「うん」
まさかの即答。
「ですよね…。ははっ…」
ダメージきついよ。
「でも、迷子の犬を助けてあげたり、弁当忘れたやつに分けてあげたりしてる音羽見てさ、めっちゃ感心した」
あ…。
誰にも見られてないって思ってたのに。
助けてるところを見られてるのって、どこか照れくさいし。
「そんな…、わたし、翼くんが褒めてくれるほどの人間じゃないんですよ?」