憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「いや、だって本当にふたりとも顔整ってるよね」



翼くんの言葉には耳も貸さず、わたし達の顔をじろじろと見る朔斗先輩。



もう蘭はふいっと、あちらの方向を向いちゃったし、わたしはどう反応して良いのか考えていると。



「ねぇ、だってそう思うでしょ。翼も」



なんと!



何を聞いてくれてるんだ、朔斗先輩!



これで「は?どこが?」とか言われたら、ホントのことだけど(蘭は可愛いよ、当たり前じゃん)、悲しくなるじゃないか!




そうなったら、ショックだよ、恨むよ先輩。




「…まあ、おう」



「だよねー」



わたしの顔を見つめて、にやけてる朔斗先輩は放っておいて。



あの、翼くんが可愛いだと?!

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