憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
サッパリしたくなってきた!



「分かった」



コクリと頷く翼くんを見届けて、部屋を出る。



…と同時に、外から−ドガーン!!と音が聞こえてきた。


その後、ザーッという雨の音も。



か、雷?!



嘘でしょ?!




慌ててさっき出た部屋に逆戻りして、扉を開ける。



「…雷か。って、おい、音羽?大丈夫か?」



翼くんの姿を見つけて、安堵したためか腰が砕けて立てなくなってしまう。



「わ、わたし、ホントに、雷ダメで…」



昔から、雷だけは苦手だった。










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