幼なじみの不器用な愛情
「隆弘も、試験、お疲れ。」
「あぁ。お前も。」
高橋が隆弘にも話をふる。
「暑いな。俺飲み物買ってくるわ。」
「私も・・・」
高橋が立ち上がるとすぐに華も立ち上がろうとする。
「自販機、すぐそこだし待ってて。華も何か飲む?」
「うん。お茶が飲みたいな。」
「了解。隆弘も行こう。」
「あぁ。笹本は?」
「私もお茶飲みたいです。」
「了解」
隆弘は高橋と一緒に自販機に向かって歩き出した。

「どうなんだよ」
「ん?」
「今日は悪かったな。黙ってて。」
「あぁ。」
高橋は前を見ながら隆弘に話し出す。
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