幼なじみの不器用な愛情
華は玄関の前で立ちすくむ隆弘の影をリビングの入り口に座りながら見つめていた。
声を押し殺して泣く・・・


このドアを開けたらだめだ・・・


だって隆弘。

こんな不幸な私は隆弘と一緒にはいられない。


巻き込みたくない・・・

私の真っ暗な世界に・・・



ちゃんと前を向いている隆弘をひきこめない・・・

ひきこみたくないよ・・・
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