幼なじみの不器用な愛情
華は膝を抱えて泣き続けた。


隆弘がやがて玄関のドアに寄りかかり座る。


自分を待つ隆弘の背中を見て華は泣きながら玄関に静かに静かに近づいた・・・


そっと玄関の扉越しに隆弘の背中に触れる・・・


大きな隆弘の背中・・・


いつも守ってくれた背中・・・


華は隆弘の背中に触れたまま何度も繰り返す・・・
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