幼なじみの不器用な愛情
隆弘の前から姿を消すのは隆弘を忘れるためじゃありません。だから責任感じないでね?


私はもっと強くなる。

一人で歩けるように。

一人で生きれるように。


体を小さく小さくして自分の殻にこもらず、もっともっと外に出て胸を張って歩けるようになる。

だからこれはお別れじゃなくて、私にとっては始まりなの。

きっとすごく勝手な私を怒ってると思うけど、でもいつかちゃんと自分で歩く、ちゃんと前に進む私を隆弘に見せられるように、今は私の新しいスタートを見送ってほしいです。

わがままばかりごめんなさい。

そして、今まで本当にありがとう。

またね。

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