幼なじみの不器用な愛情
その姿をじっと見つめる。

何年も探していた華の姿。

心のどこかで華がちゃんと生きているか不安だった。


生きてた・・・

ちゃんと生きていた・・・


それだけで鼻の奥がつんとする。

長い髪を無造作にただ結んでいる華。
化粧もほとんどしていなくても惹きつかられる・・・


しばらく華が作業をする姿を隆弘はただ黙って見つめていた。
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