幼なじみの不器用な愛情
「すごいね」
隆弘の膝の上に座り華は隆弘が作っている作品を見る。
「私も少し手伝ってもいい?」
「もちろん。でも壊すなよ。お前不器用だから。」
「大丈夫。」
華はそういうとお菓子の箱を取り出した。

真剣な表情でなにやら作る華。長い髪が邪魔をしていて隆弘は華の髪を自分の両手で束ねておさえる。きれいなうなじが見えて隆弘はつい華の首にキスをした。
「邪魔しないで」
「はいはい。」
隆弘は華に怖い顔で見つめられて笑った。
華の腰にしっかりと手をまわして抱きしめる。
そのまま華は作業をした。

「できた!」
華が満面の笑みで隆弘を見る。
「どれ?」
「これ!」
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