幼なじみの不器用な愛情
華の笑顔に隆弘は信号が赤になると華の頭を撫でた。

「隆弘。」
「ん?」
ちらりと隆弘が華を見るとすでに華は目を閉じている。
「ありがとう。本当に。」
「どういたしまして。」
目を閉じたまま話す華に隆弘は微笑んだ。
「幸せだな・・・私。」
「よかった。」
「大好き。」
「俺も。愛してる。」
そんな幸せな会話の中で華は眠りについた。
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