幼なじみの不器用な愛情
「ここって・・・」
「華がいやじゃなかったら、もう本契約するだけになってんだ。」
その場所は、隆弘の実家の隣の土地。

華の瞳に涙が浮かぶ。
「どう?」
隆弘が顔を覗き込むと華は隆弘に抱き着いた。
「いいに決まってる!」
華の体を抱きとめて隆弘は華の頭を撫でた。

隆弘はずっと決めていた。

結婚したらその土地を買い家を建てようと・・・。


華が祖父母と住んでいた思い出の場所に・・・。
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