幼なじみの不器用な愛情
その日以来、何んとなく気まずくなり、隆弘と華はお互いに距離をとってしまうようになった。

華は一人大学の校内の桜の木を見上げる。
満開だった桜の花が散り始めている・・・。


華はスケジュール帳を見た。今日は【カフェバイト15時~23時】と書かれている。でも明日の予定が空欄だった。


明日は・・・華の22回目の誕生日だった。


カレンダーを指でなぞる・・・。

華は再び桜を見上げてからスケジュール帳を閉じた。
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