幼なじみの不器用な愛情
変な咳はきっと喘息の発作の前触れだ。本人もきっとわかっているはず。だとしたら家で安静にしてるかもしれない。体調が悪くて連絡ができない・・・?

もしかしたら連絡もできない・・・?


隆弘は胸騒ぎがして全力で走った。まるで部活かのように。
なりふり構わずひたすら走る。走りながら華の携帯に連絡をしても華は出なかった。


隆弘は華の家の前についた。
緊張しながら玄関のチャイムを鳴らす。でも華は出ない。

もう一度華の携帯に連絡をする。
でも華は出ない。

隆弘は少し考えてから自分の家に入った。そして自分の部屋へ走って向かいベランダに出る。
もしかしたら華の部屋があいているかもしれない。
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