幼なじみの不器用な愛情
昔よくしたように隆弘は自分の部屋のベランダから華の部屋のベランダに移った。

頼む!!

そう願いながら華の部屋の窓を開けると鍵が開いていた。

不用心な奴だな本当に・・・

そんなことを考えながら部屋に入る。
「華?」
華の返事はなく静かだ。

「華?入るぞ。華!?」
隆弘はもう一度華の携帯を鳴らした。

すると一階から着信音が聞こえる。

隆弘は一気に嫌な予感が的中したような気がして一階に駆け出した。
< 59 / 305 >

この作品をシェア

pagetop