幼なじみの不器用な愛情
「これ、着けてもいい?」
華がネックレスを手にする。
「もちろん」
隆弘は華からネックレスを受け取ると華の首につけた。
手が震えそうなほどどきどきする。
「鏡とってくれる?」
「おう。」
華に鏡を渡すと華は嬉しそうにネックレスを見た。
「ありがとう。」
心からの感謝を込めて隆弘に伝えると隆弘は優しく微笑みながら「おう」と照れ臭そうに返事をした。



隆弘は夕方になり病院からバイト先に直行した。
華がバイトに出られない分シフトが増える。
それでも自分にできることを精一杯やってサポートしたいと張り切っていた。
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