幼なじみの不器用な愛情
「腕のあざは時間が経つと腫れてくるかもしれないけど、骨には異常はないわね。頬はすぐに冷やしてるから大丈夫だと思うけど、もしかしたらあざになっちゃうかも。」
医務室の先生に診てもらった華。医務室のカーテンの向こうには隆弘がいて話を聞いている。
「しばらく休んでいきなさい?一週間前まで入院してたんでしょ?肺炎の人が普通は2日で退院なんてできないでしょ?無理やり退院した以外は考えられないわね。しかも喘息もってるのに。頬はもう少し冷やして」
「はい・・・」
華は慌ててカーテンの向こうの隆弘の影を見る。
聞かれていないことを願いながら華はいた。
先生がカーテンを開けて隆弘に声をかける。
「終わったわよ。彼女はもう少しここで休んでもらうから。君は授業に戻りなさい?」
「いえ。今日は授業ないので彼女を送っていきます。」
「そう?まぁ、ことがことだからね。用心してあげて。」
「はい」
「じゃあ私授業があるから。」
先生はそう言って医務室を出て行ってしまった。
華は何を言われるかどきどきしながら布団に顔を半分以上うずめた。
医務室の先生に診てもらった華。医務室のカーテンの向こうには隆弘がいて話を聞いている。
「しばらく休んでいきなさい?一週間前まで入院してたんでしょ?肺炎の人が普通は2日で退院なんてできないでしょ?無理やり退院した以外は考えられないわね。しかも喘息もってるのに。頬はもう少し冷やして」
「はい・・・」
華は慌ててカーテンの向こうの隆弘の影を見る。
聞かれていないことを願いながら華はいた。
先生がカーテンを開けて隆弘に声をかける。
「終わったわよ。彼女はもう少しここで休んでもらうから。君は授業に戻りなさい?」
「いえ。今日は授業ないので彼女を送っていきます。」
「そう?まぁ、ことがことだからね。用心してあげて。」
「はい」
「じゃあ私授業があるから。」
先生はそう言って医務室を出て行ってしまった。
華は何を言われるかどきどきしながら布団に顔を半分以上うずめた。