幼なじみの不器用な愛情
「息抜きにやるか!」
高橋はそう言って公園のバスケゴールへ向かって走り出した。
二人で懐かしみながらバスケをする。
「うまくいってんのか?」
「あぁ。でもお前には関係ないだろ?」
バスケをしながら二人は話をする。
「そうだけど。なんかあったかと思った。」
「なんで?」
「昨日の華の顔が気になった。なんか・・・気になった」
「昨日?」
「そう!」
高橋がシュートを決める。そのボールを今度は隆弘がドリブルする。
「そういえば親戚のおばさんがくるって言ってたな」
「・・・」
高橋は華の表情を思い出す。
「そういえば最近元気なかったかも。」
隆弘が今度はシュートを決めた。
「華は本当につらいこととか本当に悩んでることは言わないから、気にかけてやってほしい。」
「なんでお前が言うんだよ!」
高橋が隆弘からボールを奪っていく。
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