いつも、ずっと。
相談を持ち掛けるタイミングを伺っていたけど、おくんちの後にある中間テストが終わってから言うのがベストだろうと思った。
明日美はおくんちにも行かずテスト勉強を頑張っていたようだし。
やっぱり時間を作るとしたら、定期券購入の月末デートの日かな。
そんなことを考えていると、明日美から電話がかかってきた。
『もしもし友也!中間テストめっちゃ良かったよ!!友也のお陰ばい、ありがとう』
先月末に明日美の苦手科目克服のため、勉強会をしたからだと言いたいのだろう。
俺はアドバイスしただけなんだけど、成績を上げる手助けができたのなら良かった。
しかし明日美はいつも自分が頼るばかりじゃなく、たまには俺から頼られたいと言った。
俺としてはいつまでも明日美が頼ってくれることを願ってるんだけど。
……そうか、俺が明日美に頼っていいのか。
それならこのチャンスを逃す手はない。
「実は明日美に話したかことのあっとけど。テストの終わるまで待っとったっさ」
いつも定期券を買う日は部活を早退して帰るけど、今回は重要な話し合いになるだろうから休むことにした。
明日美の反応は…………?
「いま、なんて言った?」
明日美がキョトンとして言った。
まあそうなるだろうな。
だからもう一度言ってやる。
「いやだけんさ、俺の彼女になってくれんか……っていうか、フリけどな」
『なーんだ、フリか』
なんてちょっとガッカリしたような、ホッとしたような返事がくるかと思ったのに。
「彼女……彼女?……私が、友也の……?」
おい、明日美。
一番重要な言葉が耳に入ってないな。
『フリ』って言葉が。
かなりパニくってるのを黙って見てるのも面白そうだけど、話が進まないから、軌道修正するべく明日美を連れ戻す。
「おい、おい、明日美!ちゃんと俺の話聞いとったか?一人でトリップすんなよ」
やっぱり『フリ』は聞いてなかったな。
話が唐突すぎると説明を求められたから、田代先輩と青柳さんの話を聞かせてやる。
俺と明日美が付き合ってることにすれば、青柳さんも安心して先輩の彼女になってくれるんじゃないかと。
明日美は俺の説明を聞いてある程度納得してくれたようだ。
ただ、どうしても『フリ』っていうのが引っ掛かっているようだけど。
ごめんな明日美……『フリ』で。
明日美はおくんちにも行かずテスト勉強を頑張っていたようだし。
やっぱり時間を作るとしたら、定期券購入の月末デートの日かな。
そんなことを考えていると、明日美から電話がかかってきた。
『もしもし友也!中間テストめっちゃ良かったよ!!友也のお陰ばい、ありがとう』
先月末に明日美の苦手科目克服のため、勉強会をしたからだと言いたいのだろう。
俺はアドバイスしただけなんだけど、成績を上げる手助けができたのなら良かった。
しかし明日美はいつも自分が頼るばかりじゃなく、たまには俺から頼られたいと言った。
俺としてはいつまでも明日美が頼ってくれることを願ってるんだけど。
……そうか、俺が明日美に頼っていいのか。
それならこのチャンスを逃す手はない。
「実は明日美に話したかことのあっとけど。テストの終わるまで待っとったっさ」
いつも定期券を買う日は部活を早退して帰るけど、今回は重要な話し合いになるだろうから休むことにした。
明日美の反応は…………?
「いま、なんて言った?」
明日美がキョトンとして言った。
まあそうなるだろうな。
だからもう一度言ってやる。
「いやだけんさ、俺の彼女になってくれんか……っていうか、フリけどな」
『なーんだ、フリか』
なんてちょっとガッカリしたような、ホッとしたような返事がくるかと思ったのに。
「彼女……彼女?……私が、友也の……?」
おい、明日美。
一番重要な言葉が耳に入ってないな。
『フリ』って言葉が。
かなりパニくってるのを黙って見てるのも面白そうだけど、話が進まないから、軌道修正するべく明日美を連れ戻す。
「おい、おい、明日美!ちゃんと俺の話聞いとったか?一人でトリップすんなよ」
やっぱり『フリ』は聞いてなかったな。
話が唐突すぎると説明を求められたから、田代先輩と青柳さんの話を聞かせてやる。
俺と明日美が付き合ってることにすれば、青柳さんも安心して先輩の彼女になってくれるんじゃないかと。
明日美は俺の説明を聞いてある程度納得してくれたようだ。
ただ、どうしても『フリ』っていうのが引っ掛かっているようだけど。
ごめんな明日美……『フリ』で。