目覚めると、見知らぬ夫に溺愛されていました。
「社長。気持ち悪いのですが……」
朝のミーティングの時、唐突に三国さんが言った。
結婚式から1ヶ月。
俺は幸せの絶頂にあった。
幸せ過ぎて若干気が緩み、周りが引くくらいだらしない顔をしていることがある。
今朝も俺の思い出し笑いが、三国さんの気に障ったようだ。
「三国さん、いいじゃないですか!社長もそれだけ嬉しいんですよ!」
常務秘書の浅岡さんが、フォローに回ってくれた。
彼女は常務の長期海外出張により、今は手が空いている。
その間は三国さんの補佐、社長第2秘書として勤務することになっていた。
彼女が言うには「更なる秘書の高み」を目指して勉強中だそうだ。
それにしても「更なる秘書の高み」ってなんだろうな。
まぁ、本人の向上心に水を差すのもどうかと思うし詳しくは聞かないが。
朝のミーティングの時、唐突に三国さんが言った。
結婚式から1ヶ月。
俺は幸せの絶頂にあった。
幸せ過ぎて若干気が緩み、周りが引くくらいだらしない顔をしていることがある。
今朝も俺の思い出し笑いが、三国さんの気に障ったようだ。
「三国さん、いいじゃないですか!社長もそれだけ嬉しいんですよ!」
常務秘書の浅岡さんが、フォローに回ってくれた。
彼女は常務の長期海外出張により、今は手が空いている。
その間は三国さんの補佐、社長第2秘書として勤務することになっていた。
彼女が言うには「更なる秘書の高み」を目指して勉強中だそうだ。
それにしても「更なる秘書の高み」ってなんだろうな。
まぁ、本人の向上心に水を差すのもどうかと思うし詳しくは聞かないが。