甘々上司は今日もうさぎちゃんに夢中
コーヒー味のファーストキス
「うさぎちゃん、こっちおいで?」
そう私を呼ぶのは、同じ職場の上司...兼彼氏。
ついこの間の飲み会の時に告白され、付き合うことになった私たち。
何故か、みんなにその現場を覗かれていて、知られてしまった私たちは職場公認で、仕事中もバカップルだ。
「誠司さん、仕事してください。」
呼ばれても、仕事中なので、私はバッサリと切り捨てる。
「うさぎちゃんが可愛くて仕事が出来ない!」
そう言いながらも、なんだかんだ成績は良い彼はいつ仕事をしているのだろう...。
「なら、こっち見ないでください。」
「そんなぁ...」
一切相手にしない私に、誠司さんは残念そうに項垂れた。
そして、何故かほかの人達に慰められている。
これじゃ私が悪いみたいじゃないか...。
そう思ったけれど、口にはせずに黙々と仕事を進めていく。
ある程度落ち着いたところで、少し休憩しようと休憩室に向かった。
そこは、仕事の部屋とは少し離れているけれど、小さくて落ち着く場所だ。
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